その人妻が俺を放流したのはペニスのサイズのせい？

デカければいいというものではない。

これが今回の出会い系体験談のテーマである。

俺のペニスのサイズは勃起時20センチ。これは俺の唯一の自慢だ。子供の頃おやじと風呂に入ったとき、おやじのチンチンをみてデカいなと思い、俺はこんなにデカいチンチン持ちにはならないだろうなと想像していたが、そこが遺伝子のミステリー。俺もデカいチンチンを持つにいたった。

風俗に行くとソープ嬢もピンサロ嬢も俺のチンチンを褒める。

「すてきなものをお持ちですね」

「このペニスならたいていの女はメロメロよ」

プロの女からそんなことを言われて有頂天。

縁あって出会い系サイト「ミントC!Jメール」に登録したときも、俺には怖いものがなかった。出会い系の女はすべて俺のチンチンに跪くだろう。

そして40歳の主婦に出会った。

セックス経験が抜群の中年既婚女性。

その女体完成度は風俗嬢並である。

主婦は普通の体つきをした普通の女だった。人妻デリヘルは作り物が多いのだが、彼女のような人が人妻デリヘルの嬢になったらさぞかし人気が上昇するのではないかと思う。その日常性と平凡さに人妻ファンはそそられるだろう。

普通の印象のある主婦だったが、少々スケベだった。それは当然だ。既婚のくせに出会い系不倫をしているのだから。きっと俺のペニスのサイズを見て嬉しい悲鳴をあげるにちがいない。俺はそう確信した。

だが彼女は俺のペニスのサイズにあまり関心がないようだった。20センチ砲が45度の角度で上を向いているのを見ても、凝視することなくなよなよとベッドに倒れる。

俺はすかさず行為に及んだ。

挿入後は奥の方をズンズンと突き、ポルチオ性感帯を責めまくる……。

人妻とはそれから二回会った。

そんなある日、セックス中に人妻がこう言ったのだ。

「痛いわ、もう」

しかめっ面で俺を見上げる。

「早く出しちゃって、早く……早く終わって」

俺はそのまま射精した。

それからその主婦からの連絡が途絶え、放流されたことを知った。

あの風俗嬢の褒め言葉はまやかしだったのか。

女はもしかしたらデカいチンチンを嫌うのかもしれない。

おふくろは大変だったろう。